六本木駅前歯科

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2015年 10月 02日

自家歯牙移植の生存率

衛生士勉強会の後は、来たい人だけで飲み会があり、全く気をつかうことがないので
ひそかな楽しみになっています。
ところで、救歯会の自家歯牙移植 インプラント 抜歯調査のデータの論文化の
役割のほぼすべてを担っているのが吉野先生で、その飲み会で論文について聞いてみました。
英語の論文で、国内外の雑誌(JOMI JOR)などにアクセプトされている論文は、
12報とのことでそのうちの8報が自家歯牙移植のもののようです。アクセプトされるに
あたり、査読者とのやりとりが大変そうで、私にはさっぱりわかりませんが
まず好きで使命感がないとできないことなんだと思います。
救歯塾で、自家歯牙移植が何年もつのかという質問がありましたが、以下のグラフが
一つの目安になります。救歯塾では、木村敏之先生が解説されていました。
私が2012年のブログに投稿したJORにおける救歯会の論文や同年の歯界展望の
3月号でグラフが解説されています。
生存率曲線につかわれているカプラン・マイヤー法って何と吉野先生にきいてみました。
経過観察期間が異なる症例を解析し、曲線としてあらわしたものでほとんどの
論文がこの方法を用いているのではとのことでした。言われてみればなるほどです。


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# by roppongi-dental | 2015-10-02 13:15 | 歯科
2015年 10月 01日

衛生士勉強会 

昨日は、当医院で月末に行われる6医院が参加している衛生士勉強会でした。
S歯科のSさんと、当医院のOさんの発表でした。S歯科のSさんは、
初めての発表で大変緊張している様子でしたが、発表は見事なもので
若い患者さんを丁寧にプラークコントロールからルートプレーニングまで
行っており感心させられました。
当院0さんの発表は、重度歯周炎で欠損歯列、喫煙の3重苦揃った難症例の11年経過でしたが、
心配していた歯周炎の問題は出ず、根面カリエス(根元の虫歯)に最近では悩まされていますが、
一本の歯も失われることなく、経過の中で禁煙にも成功し、手前味噌ですが見事な症例でした。
経過観察の重要性(面白さ)と患者さんとの長いおつきあいの喜びを感じているのが伝わりました。
Y銀行歯科のYさんも淡々と座長をこなし、また意見も活発で衛生士さんの成長ぶりに
嬉しくなりました。各医院でも、相当努力されていることと思いますが、全体的な
レベルアップが著しく 来年どのように運営しようか思案しているところです


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# by roppongi-dental | 2015-10-01 13:02 | 衛生士
2015年 09月 29日

歯根破折

きちんとメンテナンスをうけていただいている患者さんにおいては、虫歯や歯周病で
歯を失うことは少ないです。一方歯を失うリスクのある患者さんは、重度歯周炎で喫煙者
もしくは欠損がある程度進行した患者さんと言えるかもしれません。
しかしながら、歯を失う理由としての歯根破折には歯科医師はいつも頭を悩まされます。
ちなみに、以前抜歯調査をおこなった時の救歯会のデーターでは、抜歯された歯の歯根破折の
割合は約30パーセントでした。
アクセルソンの調査で約60パーセントで、他の論文では10パーセント未満ですが
メンテナンスをしっかり行っているほど、割合が高くなると言えるかもしれません。
現在、救歯会で歯根破折の詳しい調査を行っており、私自身も症例を見直してみました。
咬合力が強い患者・ブラキシズムなど悪習癖のある患者さんに歯根破折が生じており
特定の部位に集中していることが分かりました。歯根破折の予防は、ナイトガードやTCHへの
対応になりますが、神経をとらないとこにつきると思います。



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# by roppongi-dental | 2015-09-29 12:07 | 歯科
2015年 09月 24日

救歯塾 第5回

久しぶりのアップになりますが、救歯塾の準備で余裕がありませんでした。
移植のライブビデオを作ったりしましたが、初めてのことで正直大変でした。
今月の救歯塾は、「欠損歯列に自家歯牙移植かインプラントか」という演題で
私が担当させていただきました。
欠損歯列において移植かインプラントかの2元論であるはずもなく、「どのような
症例で移植・インプラントを用いたいか」ということをチュートリアルで受講生に
討論してもらおうと考えていました。ところが、次の6回と内容がかぶるということと
もう少しベーシックでhow toにした方がよいとのことで、そのようにプログラムを
組みなおすことになりました。ただ、それによりチュートリアルになりにくかった
と思います。

下顎67の遊離端欠損の2症例を、M先生 S先生に提示していただき
討論しました。受講生の考え方に多少の違いありましたが、それほど大きくぶれることは
ありませんでした。・処置の合理性・ドナーがあるか レシピエントサイトに対する対応・
移植 インプラント双方のメリット・インプラントの隣在歯 対合歯の影響などを
各グループよくまとめていたと思います。

今回、トラブル症例も多数提示されましたが、特にインプラントの問題をこれを機会によく
考えてもらえればと思います。

移植を行ったことがない先生が半数弱おられますので、実習も行ったことですし
ぜひチャレンジしていただければと思います。がんばれー

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# by roppongi-dental | 2015-09-24 16:10 | 歯科
2015年 07月 27日

歯磨き剤

虫歯、歯周病にならないために一番重要なことは歯磨きであって、歯磨き剤でプラーク(歯垢)が除去されるわけではないので
私自身あまり重要視しておりませんでした。
歯磨き剤にはフッ素が配合されているのが最大の効果であり、すっきり感があればなんでもいいと思っていました。
当院では歯科医院専用の3種類の歯磨き剤があり、用途にわけておすすめしています。
最近久しぶりにチェックアップスタンダードという当院定番の歯磨き剤を使ってみた所、とてもいいことが分かりました。
泡立ちが少なく(といってもそれなりに泡立ちます)、刺激の少ない味で、歯磨きの後のすっきり感がいいのです。
なぜだろう?と調べてみました。

フッ素滞留性を高めた独自の新処方。
フッ素が口腔内のすみずみまで広がりやすいソフトペーストで歯や歯肉にやさしい低研磨性。
また、泡立ちが少なく、やさしい香味なので、少量の水ですすげます。(ライオンHP)

この歯磨き剤は研磨剤が少ないので、たくさん使ってもいいようです。

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# by roppongi-dental | 2015-07-27 15:32
2015年 07月 15日

レントゲンしみ問題③調査報告

先日調査結果の報告がありました。

何らかの段階で露光した可能性が考えられるが、真の原因はわかりませんでした

「他でもしみの問題はなかったですか?」と質問した所、東北の方で一件報告されたようです。
私たちのしみよりは薄いもので類似する柄だったそうです。
原段階では製造ラインの遮光テープなどを調査したところ問題はなかったようですが、
製造段階で、ロール状になったフィルムに露光して、その一部が混入されていたのではないかという推測されているようです。

「このような問題は過去にどのくらいありますか?」
実際は事故返品されても現像の問題がほとんどで、フィルムの問題ではないことが多いそうです。
「先生のところのブログも拝見しました」と営業の方が言われました。
フィルムを台無しにする覚悟で私たちが取り組んだことを汲み取ってくれたようでした。
ブログはそれなりに影響力があると思いました。

その後フィルムに問題はなく、あるLOTナンバーだけだったようです。
デジタル化が進んでいる時代ですが、まだまだアナログのよさがあるのが実感です。
そんな中きちんと調査して対応してくだったので、色んな意味でホッとしました。

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# by roppongi-dental | 2015-07-15 14:58
2015年 06月 20日

長谷川成男先生 講演会

去年に引き続き 長谷川成男先生をお招きして救歯会の外来講演会が
6月7日に行われました。書籍では、咬合学序説・臨床咬合学事典など、
また原著論文も沢山執筆されております。黒田先生が選択された主だった
長谷川先生の論文を何年もかけて抄読会を行いましたが、難解な数式あり
文学的な表現ありで本当に歯科医なのかと思っていました。数式はともかく
間接法・咬合器に関して総論的には理解した上で、本講演会にのぞむことが
できたとおもいます。
「キャストクラウン50年 その適合と咬合面形態」という長谷川先生の
集大成的な演題でお話されました。バンド冠から鋳造冠までの変遷•鋳造冠の精度
咬合面形態・歯牙誘導に至るまで大変分かりやすく解説していただきました。

あれほど難解な論文を書かれた先生ですので緊張してお迎えしましたが、
去年に引き続き大変気さくに丁寧に質問にお答えいただき、またウイットに富んだ
ご講演でその人物像が覆されました。

「咬合調整量が0では、低いクラウンになる可能性があり、生体が粘弾性体
 であることを考慮すると60~100ミクロン程度高い補綴物であることがのぞましい」

「CADCAMの時代であるが、歯科医師が自ら咬合面形態をデザインすべき」

「歯のガイドは、その統計と咀嚼効率を考慮すると犬歯だけでなく
 グループファンクションであるべき」

「咬合接触関係の術後の変化を観察しなかったことは、慚愧に堪えない」

本当に心に残る講演会でした



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# by roppongi-dental | 2015-06-20 16:34 | 歯科
2015年 06月 13日

救歯塾2回・3回

5月と6月に救歯塾が行われました。
2回目までは、1歯単位なので知識があればそれほど難しく
ないですが、3回目以降は1口腔単位の話題になりますし
欠損歯列ですので容易ではありません。
一方チュートリアルで受講生の発言を
聴くにつけ感心させられることが沢山あります。体系的に考えることが
得意なのか不明ですが、明らかに10年前より優秀と思います。

症例の実際の治療手順を試験的に書いていただきましたが、
経験不足か、まだまだ苦手のようです。
治療計画・補綴設計も義歯に限定しましたが、それでも考慮することが多岐にわたり
難しかったと思いますが、これに移植・インプラントが絡むと
さらに難しくなるでしょう。

最後に黒田先生のお話がありましたが、欠損歯列の第3回にプラークコントロール
の重要性をお話されていたのが印象的でした。
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# by roppongi-dental | 2015-06-13 10:44 | 歯科
2015年 05月 23日

覆面ライターR.T先生 講演会

鷹岡竜一先生は、覆面ライターRTというお名前で、デンタルハイジーン
にほぼレントゲン写真だけで「X線クイズ」連載されており、
その別刷を以前いただきました。
当医院の衛生士にレントゲンの重要性を常日頃口酸っぱく伝えており、
その勉強としてX線クイズを読んでもらっていましたが、
それに関する講演をされるとうかがい衛生士とともに行ってまいりました。
そういえば、当医院開院後15年くらいたちますが、
衛生士全員と講演会に行ったのは初めてかもしれません。
講演の対象者が勤務医ということでしたが、衛生士・ベテラン
も多数参加されていたようで、それを意識されておられたかと勝手に想像しています
がレントゲンから歯周治療・補綴・欠損歯列にいたるまで多岐にわたるご講演でした。
それを美しいレントゲン・写真 ユーモア・ウイットを交えて本当にあっという間の4時間でした。




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# by roppongi-dental | 2015-05-23 11:57 | 歯科
2015年 05月 18日

レントゲンしみ問題②その後

その後の経過です。
現像機のどの部分からしみが出るか、どのLOTナンバーで出てくるかを絞りはじめました。(写真上段)
色々考えた結果、フィルムの問題に絞ることにしました。
レントゲンのしみがでたらすぐにフィルムの使用を中止し、残ったレントゲンをすべて照射なしで現像しました。(写真下段)
大量のフィルムを流したにもかかわらず不発に終わるかな、、、と思っていたら、「先生出ました!」と衛生士の声が聞こえました。
しみのレントゲンが4枚連続で出てきました。
今までの経緯を販売元に伝え、調査依頼をしました。

結果はその通りでした。
これからアメリカ本社へ本格的に調査依頼をするそうです。
ここしばらくの問題が解決したわけではありませんが、原因が分かっただけほっとしました。


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# by roppongi-dental | 2015-05-18 10:55


    


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