2012年 11月 08日
今週水曜日は、救歯会例会でした。 3名の演者でそれぞれ①インプラント周囲炎②歯周病患者の20年経過③重度歯周炎 を発表していただきました。N先生には、今年の臨床歯科で「インプラント周囲の辺縁骨の吸収」 ということで講演していただきましたが、今回はインプラント周囲の炎症の観点からの骨吸収 を発表していただきました。まず重度歯周炎であり、修飾因子をかかえているの患者さんに関しては、 天然歯同様 インプラントにもリスクが高くなることや、改めてプラークコントロールが 大事であることがわかりました。またインプラントにおいては、炎症の初期の段階での対応が 重要であることとBOPを調べる重要性をN先生は、強調されました。 補綴物の形態(エマージェンスプロファイル)や埋入深度がまちまちであることにより、 炎症を判断するプロービングの評価が天然歯より難しいかと感じますし、 また実際の対応に関してもインプラント表面に対する術式が統一されていないことから、 今後も整理していかないといけない課題がまだまだあるのかもしれません。 今回 N先生には膨大な論文から分かりやすくお話いただき 先生方の インプラント周囲炎に対する理解がかなり深まったのではと思いました。
by roppongi-dental
| 2012-11-08 16:59
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