六本木駅前歯科

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2015年 09月 29日

歯根破折

きちんとメンテナンスをうけていただいている患者さんにおいては、虫歯や歯周病で
歯を失うことは少ないです。一方歯を失うリスクのある患者さんは、重度歯周炎で喫煙者
もしくは欠損がある程度進行した患者さんと言えるかもしれません。
しかしながら、歯を失う理由としての歯根破折には歯科医師はいつも頭を悩まされます。
ちなみに、以前抜歯調査をおこなった時の救歯会のデーターでは、抜歯された歯の歯根破折の
割合は約30パーセントでした。
アクセルソンの調査で約60パーセントで、他の論文では10パーセント未満ですが
メンテナンスをしっかり行っているほど、割合が高くなると言えるかもしれません。
現在、救歯会で歯根破折の詳しい調査を行っており、私自身も症例を見直してみました。
咬合力が強い患者・ブラキシズムなど悪習癖のある患者さんに歯根破折が生じており
特定の部位に集中していることが分かりました。歯根破折の予防は、ナイトガードやTCHへの
対応になりますが、神経をとらないとこにつきると思います。



歯根破折_e0190844_12043928.jpg歯根破折_e0190844_12070849.jpg

by roppongi-dental | 2015-09-29 12:07 | 歯科


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